カテゴリ: 34歳の生きる道

今までご愛読いただきまして、本当にありがとうございました。描きたい事は決まっていましたが、表現の仕方が難しく、色々と試行錯誤してまいりました。まさととの出会いと別れは、30過ぎて独身である事に肩身の狭い思いをし、結婚願望ばかり募らせていた自分にとっては、あ ...

長年勤めた会社を辞める最終日。割と早い段階から、資格の勉強や転職を考えている事は周りに伝えていたので、特に問題なく退職の日を迎えました。ふと、数年間担当してくれた取引先の営業さんが声をかけてきてくれました。まさとと出会うもっと前に、ちょっといいなと思った ...

まさととの関係を完全に断ち切ってから1年ほど経った頃、無事に資格試験に合格し転職する事にしました。気がつけば36歳になっていましたが、人生はまだまだ続く。前を見て、上を見て、ある意味色々失った自分は昔よりは強くなっていたと思います。まさとに出会ったからこその ...

離婚していないのに「会いたい」と連絡してきたまさと。そこでようやくわかりました。この人が好きなのは私でも奥さんでもない。自分の事だけなんだ。このような行動が、どれほど周りを傷つけるのか、まるでわかっていない…。まさとは私にとって、本当にとんでもなく魅力的 ...

まさとからの半年ぶりの電話。『会いたい』の言葉。でも、やっぱり離婚はしていない…。だったら何で連絡して来た!?と思う間もなく、自分の中から何かが抜ける感覚がしました。体が軽くなり、窓越しの空も急に明るくなったように感じました。今思い返してみても、それはと ...

今度こそ、何かいい報告が聞けるのか…。でも現実は…。この期に及んでまだ期待している自分、そして見事に裏切ってくれるまさと。お互い、何度同じ事を繰り返すのでしょうか…。 ...

実に半年ぶりのまさとからの電話に、心は大いに揺れました。何を今更と思いつつも、もしかして今度こそ行動してくれたのか…?離婚か…あるいは別居か…。散々裏切られてきたにも関わらず、それでもまだなお、完全にはまさとへの想いと希望を断ち切れてはいませんでした。何 ...

まさとへの想いも、心の痛みもまだ完全には消えないものの、とりあえず会社と勉強を頑張る毎日を送っていたところ。半年ほど経ったある休日、部屋で勉強をしていた時に1本の電話がかかってきました。何の気なしにスマホを見てみると、なんと電話の相手はまさとからでした。半 ...

『何かを頑張りたい』そう思った時に頭の中で真っ先に思い浮かんだのは、以前中途半端でやめていた、資格の勉強。自分の努力の結果が、少なからず目に見えてわかるもの…。そして万が一努力が実れば、今の空っぽの自分も変われるかも…。勉強は裏切らない。そんなふうに思っ ...

ひとしきり泣いた後、ぼんやりと考えていたのは、まさとの離婚を待っていた時期の事。あの4ヶ月、ただひたすらまさとを待つしかなかった4ヶ月。本当に話し合いはしてくれているのか、離婚してくれるのか、信じたいけど自信もない。こんなにも自分はまさととの未来を望んでい ...

道ゆく幸せそうな家族。本気で結婚したかった相手には騙され去られ。自分はいつになったら幸せになれるのか。自分は幸せにはなれないのか。贅沢な暮らしをしたいわけでもない、大勢にモテたいわけでもない。たった1人、たった1人の大好きな人に愛されたいだけなのに…。この ...

気晴らしに外出しても、結局ふとした時にまさとの事を思い出してしまう…。今までの人生の中でも最大級の失恋、35歳になる焦り、結婚への焦り、相手がいない焦り…。この頃はまさにどん底状態でした。そして自分の理想を描いたような、道ゆく若い夫婦…。そんな見ず知らずの ...

特に目的もなく立ち寄った本屋で、ふと目に入った不倫をテーマにした小説。『不倫に苦悩する男…』まさとは一度でも私の事を思って苦悩した事があったのだろうか。一度でも2人の未来を真剣に考えてくれた事、私の事を本気で愛してくれた瞬間はあったのだろうか…。気がつくと ...

マッチングアプリを始めたものの、結局は誰を見てもまさとと比較してしまい、まさとの良さを再確認するだけだったので、マッチングアプリはまだ逆効果だと痛感しました…。当時一番の楽しみだった買い物にでも行けば、少しは気晴らしになるかと出掛けてみましたが。なかなか ...

まだ結婚を諦めたくない、誰かと出会いたい、そして早くまさとの事を忘れたい…!そんな思いでマッチングアプリを始めてみたものの、ひと通り写メを見た限り心ときめくような相手はおらず…。(※自分の事はひとまず棚に上げています)マッチングアプリの写真って、なんだか ...

どんなに悲しくても、どんなに納得いかなくても、生きていたら、どうにもならない事がある。まさとの事は自分の中で封印して、改めて出会いを探すことにしました。とは言え、普通に家と会社の往復では出会いなどあるわけもなく。社内の人をそういう目で見るのはいけない事だ ...

まさとに慰謝料請求したくても、あの時に別れたかったからきっとできないそれどころか自分の方が奥さんから慰謝料を請求されるかもしれない立場…あの時に別れていればよかった…とは思いませんでした間違った選択だったかもしれないけど、その時にその道を選んだのは自分自 ...

会社への暴露をやめ、次に考えたのがまさとへの慰謝料請求。既婚である事を隠して、独身だと嘘をついて騙して付き合った。これは貞操権の侵害にあたるのではないか。私はどうにかしてまさとを懲らしめたかった。こちらは真剣に結婚を考える年齢なのに、騙されて、傷つけられ ...

まさとが誇りにしていた仕事。嬉しそうに何度も仕事の話をする姿を思い返しながら考えたのは、会社にまさとの悪事を暴露したら…と言う事。会社の知るところになれば、何かしらの処分が下されるだろうか…。大切な仕事や信用を失うだろうか…。自分のした事を後悔するだろう ...

エリートで既婚者。結局はそんな満たされた男のちょっとした遊び心。アラサー独身で結婚に焦り、毎日を鬱々と過ごしていたこちらにとっては、到底許せる話ではなく。独身と嘘をつき、偽りの愛情でこちらの心を縛り付け、ややこしくなったら抵当に終わらせる。まさとはきっと ...

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