今までご愛読いただきまして、本当にありがとうございました。
描きたい事は決まっていましたが、表現の仕方が難しく、色々と試行錯誤してまいりました。
まさととの出会いと別れは、30過ぎて独身である事に肩身の狭い思いをし、結婚願望ばかり募らせていた自分にとっては、あまりにも悲しい出来事でした。
勝手に、やっと理想の相手と結婚できるかもと思い込んでいた矢先の、相手は既婚者である事の発覚…。
この人はもう既に誰かのもの。
自分は絶対にこの人とは結婚する事はできない。
その事実と向き合わなければいけなかったあの頃は、大袈裟ではなく生き地獄でした。
(たかが恋愛、しかも不倫と思われるかもしれませんが…)
それでも、自分の事なのに自分でどうにもできない状況に泣く泣くでも見切りをつけ、別の方向に目を向ける事ができたのは、我ながらよかったと思います。
まさととの事は、自分の中で完全に納得ができているので、もう全く未練はありません。
やはり総合的に見たら、出会うべきではなかった相手だと感じています。
ただ、現在の自分はそれなりに幸せに楽しく生きていけているので、『人間万事塞翁が馬』だったのかなと思う次第です。
中嶋さんは私が退職するとわかったから、思い切って誘ってくれたようです。
ずっと一緒に働き続けていたら、なかったご縁だったんだなぁと思います。
長い間お付き合い頂き、ありがとうございました!
次回作はもう少しゆるく気楽に楽しめる作品を描いて行きたいと思っています。
今後ともよろしくお願いいたします!