








ひとしきり泣いた後、ぼんやりと考えていたのは、まさとの離婚を待っていた時期の事。
あの4ヶ月、ただひたすらまさとを待つしかなかった4ヶ月。
本当に話し合いはしてくれているのか、離婚してくれるのか、信じたいけど自信もない。
こんなにも自分はまさととの未来を望んでいるのに、自分からは何も動く事ができない。
ただ大人しく、まさとが行動してくれる事を信じて待つ事しかできない。
自分が頑張ってどうにかなるのなら、何だってしたいのに、自分にできる事は何もない。
絶望感と無力感。
喉から手が出るほど欲しい未来が目の前にあるのに、それを自らの手で掴み取る事ができない。
掴み取る為の努力ができない。
叶うかどうかもわからない相手に託すしかない。
もうそんなのは嫌だ。
私は自分で動きたい。
自分の力で、何か結果が出る事をしたい。
もう待つだけなのはイヤだ。
何でもいい。
何かを頑張りたい。
そう強く思ったのでした。