周りに臆する事なく、わりとキツい事もハッキリ言う先輩でしたが、それだけに信頼していました。
でもこの時は『きっと話だけでは伝わらないんだ。まさとはその辺のいい加減な男とは違う、実際のまさとに会ったら、きっと先輩もいい人だって思うはず…』そんな風に思っていました。
でも数年経った今思い返しても、やはり当時はそう思ってしまっても仕方なかったと思います。
洗脳なのか、恋は盲目なのかわかりませんが、大好きで仕方ない相手の事を周りに何と言われようと、そうそう気持ちは変わらない…。
広井さんも、そう言ったこちらの気持ちもわかっていたんじゃないかなと今は思います。
だから『やめとき』『別れな』と言う様な言葉は言われませんでした。
そして最後に『何があっても味方だ』という、一番嬉しい言葉をくれました。